業種を問わず、集客やブランディングに
悩んでいる経営者の方には、
情報発信をやった方がいいと伝えています。
ブログ、X、Facebook、YouTube、メルマガ、LINE公式。
選択肢は色々あります。
ただ、伝えたあとの反応は、たいてい同じです。
「そうですよね、分かってるんですけど」
分かっているけど、やっていない。
これが、ほとんどの経営者の現実です。
正直に言うと、僕自身もそのうちの一人です。
今日は、情報発信の媒体をどう選ぶか、という話をします。
情報発信の本質は「コントロールできるかどうか」
多くの人は、発信を始めるとき
「バズるかどうか」
「伸びるかどうか」で媒体を選びます。
気持ちはわかります。
でも、本質はそこではありません。
情報発信の本質は、
その発信を自分でコントロールできるかどうかです。
バズっても、フォロワーが増えても、
プラットフォームの都合ひとつで、
その関係は一瞬でゼロになります。
アルゴリズムが変わる。
アカウントが凍結される。
サービス自体が終了する。
こうしたことは、実際に起きています。
自分のコントロールが及ばない場所に、
発信の土台を置いてしまう。
これが、多くの人が見落としているリスクです。
媒体は「依存型」と「保有型」に分かれる
情報発信の媒体は、大きく二つに分けられます。
依存型と、保有型です。
ブログやSNSは、依存型です。
プラットフォームのルールの上で、
発信させてもらっている状態です。
一方、メルマガやLINE公式は、保有型です。
読者の連絡先を、自分の手元に持っています。
プラットフォームが何かを変えても、
その関係は自分のもとに残り続けます。
依存型だけを積み上げ続けるのか。
それとも、保有型を少しずつ持つのか。
この違いは、長期で見ると大きな差になります。
ここまで聞くと、
「保有型をやった方がいい」というのは、
誰でも分かります。
でも、実際に手をつけている経営者は、
体感としてかなり少ないです。
媒体ごとのメリット・デメリット
それぞれの媒体には、得意なことと苦手なことがあります。
ブログ
メリットは、検索から新しい人に出会えることです。
デメリットは、即効性がないことです。
書いてすぐ結果が出るものではありません。
X・Facebook
メリットは、手軽に発信でき、拡散力があることです。
デメリットは、情報が流れていきやすいことです。
読んでもらえるのは、一瞬です。
YouTube
メリットは、信頼構築に強いことです。
人柄や話し方まで伝わります。
デメリットは、編集などの手間がかかることです。
メルマガ
メリットは、読者の連絡先を持てることです。
配信すれば、確実に相手の受信箱に届きます。
デメリットは、読者を集めるまでに時間がかかることです。
LINE公式
メリットは、開封率が高く、反応も早いことです。
デメリットは、配信数によってコストがかかることです。
出版
メリットは、信頼性が圧倒的に高いことです。
デメリットは、コストと難易度が高いことです。
どれが正解、というものではありません。
何のためにその媒体を使うのか。
ここが定まっていないと、
どの媒体を選んでも続きません。
潜在顧客と見込み客は媒体によって温度感が違う
媒体を選ぶとき、もう一つ大事な視点があります。
それは、リード(潜在顧客)とリスト(見込み客)の違いです。
この二つの違いは、個人情報を持っているかどうかです。
YouTubeや出版は、リードを集める媒体です。
見てくれた人がどんな人か、
発信している側には分かりません。
連絡先を持っていないからです。
一方、メルマガやLINE公式は、リストを集める媒体です。
登録してくれた時点で、
メールアドレスや連絡先という個人情報を得ています。
連絡先があるから、こちらからアプローチできる。
関係を続けられる。
リードは「出会いの場」。
リストは「関係を続けられる場」。
この違いを理解しておくと、
媒体を選ぶときの迷いが減ります。
正直に言うと、うちの事務所も同じです。
メルマガのような保有型の発信には、
まだ本格的に取り組めていません。
しんこうノートを軸に発信を続けてきましたが、
これはあくまで依存型です。
読んでくださっている方の連絡先を、
自分たちの手元に持っているわけではありません。
やった方がいいのは分かっている。
でも、やれていない。
これは、うちの事務所としても
これから取り組んでいきたい課題です。
AIで発信しやすい時代になった
一昔前は、発信を続けるのは大変でした。
文章を考える。
企画を練る。
構成を組み立てる。
どれも時間がかかる作業でした。
でも、今は違います。
AIを使えば、下書きも企画も、壁打ち相手になってくれます。
「何を書けばいいか分からない」
という言い訳が、成立しにくい時代になりました。
環境は、圧倒的にやりやすくなっています。
だとすれば、残っている壁は一つだけです。
やるか、やらないか。
それだけです。
分かっているけどやっていない人が多いのは、
情報や環境の問題ではありません。
最後の一歩を踏み出すかどうか、
それだけの違いです。
その発信は「依存型」か「保有型」か
いきなり新しい媒体を増やす必要はありません。
まずやることは、今使っている発信媒体を
一つずつ書き出してみることです。
ブログ、X、Facebook、YouTube、note。
それぞれの横に、
「依存型」か「保有型」かを書いてみてください。
おそらく、ほとんどが依存型に偏っているはずです。
それ自体は悪いことではありません。
発信を続けてきたこと自体が、すでに価値です。
ただ、その中に保有型がひとつもない状態は、
少しリスクがあります。
プラットフォームが変わった瞬間、
積み上げてきたものがゼロになるからです。
だからこそ、次の一歩は小さくていい。
メルマガでも、LINE公式でも、
連絡先を集める仕組みを一つだけ持ってみる。
分かっているけど、やっていない。
そこから一歩だけ動いてみる。
それだけで、発信の土台は大きく変わります。
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