仕事のできる人って、
レスポンスがめちゃくちゃ早いですよね。
仕事のできる人には仕事が集まるから、
本当は忙しいはずです。
なのに、なぜかレスポンスが早い。
正直、僕は忙しさを理由に、
返信が遅くなることがあります。
先日、顧問先の経営者と話していて、
レスポンスの速さの秘訣を聞いてみました。
「相手は、いつ返事が来るか待っている状態です」
「常に、相手を待たせているという意識を持つこと」
「ボールを誰が持っているか。それを忘れると、
ボールはどんどん重くなっていく」
本質は「気合い」でも「才能」でもありません。
仕組みの問題です。
ボールを持っている自覚
「後で返そう」
「ちゃんと考えてから返そう」
こう思っている間も、
相手はずっと待っています。
自分の中では、「まだ検討中」のつもりでも、
相手からすれば、
「連絡が来ない」時間でしかありません。
ボールを持っている時間が長いほど、
そのボールは重くなっていきます。
重くなればなるほど、
返すのが億劫になる。
億劫になるから、さらに後回しにする。
この悪循環に、
気づかないまま入っている人は多いです。
レスポンスの速さが、一番簡単な信頼構築である理由
レスポンスの速さには、
特別なスキルも、経験も必要ありません。
専門知識がなくても、
実績がなくても、
今日から誰でもできる。
それなのに、
これほど信頼と付加価値に直結するものは、
他にあまりありません。
実際、税理士に対する不満のアンケートでは、
「連絡が取れない」「返信が遅い」が、
必ず上位に挙がります。
税務や会計の知識があるのは、
ある意味当たり前のことです。
専門家なので。
でも、そこに差がつきにくい分、
レスポンスの速さが、
そのまま信頼の差になります。
これは税理士に限った話ではないと思います。
どんな業種でも、
「早く返ってくる」というだけで、
安心感はまったく違ってきます。
「あえて間を空ける」は、今の時代は違う
以前、こんな話を聞いたことがあります。
「すぐに返信すると、
簡単に答えられる印象を与えてしまう」
「今後も早いレスを求められるようになるから、
あえて少し間を空けたほうがいい」
一理あるようにも聞こえます。
でも、僕はこの考え方には賛成できません。
特に今の時代は、なおさらです。
情報も選択肢も、これだけ増えている中で、
「返事が遅い」ことに
メリットはほとんどありません。
相手は、返事が早い他の誰かに、
簡単に流れていく時代です。
「価値があるように見せるために、
あえて遅く返す」
これは、価値を守っているようで、
実際は機会を減らしているだけだと、
僕は思っています。
レスポンスが遅れる本当の理由
レスポンスが遅れる人の多くは、
サボっているわけではありません。
むしろ、「ちゃんと考えてから返したい」
という真面目さが、
逆に遅れを生んでいます。
でも、返事の速さと、
返事の質は分けて考えるべきです。
すぐに返せるのは、
「受け取りました」
「確認します、〇〇までに返信します」
という一次連絡だけでも十分です。
完璧な回答を、今すぐ返す必要はありません。
「今、ボールはこちらにあります」
という事実を、
早く相手に伝えるだけでいい。
これだけで、相手の不安は大きく減ります。
忙しい時期に、差が出る
同じように「忙しい」状態でも、
レスポンスには差が出ます。
パターンA:気合いで早く返そうとする人
忙しい時期は、意識だけでは崩れる。
「今日はさすがに無理」が積み重なり、
気づけば元のペースに戻っている。
パターンB:仕組みでレスポンスを支えている人
忙しくても、一定の速さが崩れない。
判断が必要な部分だけに集中できるから、
忙しさの影響を受けにくい。
この差を生んでいるのが、
仕組み化されているかどうかです。
AIで「即レス」を仕組み化する
AIに下書きさせてから返信する。
これ自体は、もう目新しい話ではありません。
でも実際には、
AIをまだ触ったことがない経営者や管理職も、
少なくありません。
従業員10人未満の会社では、
生成AIの導入率が10%を切っている
というデータもあります。
さらに、触ったことがあっても、
日常的にうまく使いこなせている人は、
もっと少ないのが実態です。
理由は、単純です。
ルールになっていないからです。
「使える」ということと、
「使っている」ということは、違います。
たとえば、
「〇〇の連絡は、
まずAIに下書きさせてから確認する」
これをルールにしてしまえば、
毎回考える必要がなくなります。
判断が必要な部分だけ、自分の頭を使えばいい。
下書きを作る部分、文章を整える部分は、
AIに任せてしまう。
これだけで、レスポンスの速さは、
かなり安定します。
正直に言うと、
僕自身も、まだこの仕組み化は道半ばです。
翌営業日中までには必ず返す、
というマイルールは決めましたが、
AIを使った仕組み化は、
これから整えていくところです。
それでも、「仕組みで解決する」
という意識を持つだけで、
レスポンスへの向き合い方は変わってきます。
今日、ボールを一つ返す
難しいことは何もありません。
今、あなたが持っているボールを、
一つだけ思い出してください。
完璧な回答でなくていい。
「受け取りました、〇〇までに返します」
それだけでも、
相手にとっては十分な安心材料になります。
そして、次にAIに任せられそうな連絡が来たら、
一度、下書きをさせてみてください。
レスポンスの速さは、才能でも気合いでもなく、
仕組みで作れるものです。
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