九回負けても、十回目で勝てばいい─「一勝九敗」の経営論


こんにちは、しんこう会計事務所の新美です。

経営をしていると、うまくいかないことの方が
圧倒的に多いです。
商品が売れない、採用がうまくいかない、
資金繰りが厳しい。
そんな日々の中で、粘り強く続けていると、
ようやく“ひとつの当たり”が生まれる
瞬間があります。
それは、十回挑戦してようやく
一回くらいの確率です。

「行動する人」と「立ち止まる人」の差

多くの人は、失敗を恐れて行動できません。
でも、行動 しなければ何も変わりません。

考えている間に時間だけが過ぎていき、
結局、スタートラインに立てないまま
チャンスを逃してしまう。

一方で、行動する人は失敗しても前に進みます。
その繰り返しの中で、
どんどん“修正力”が鍛えられていく。
経営者にとってはもちろん、
スタッフ一人ひとりにとっても、
行動の積み重ねが成長の土台だと思います。

経営者の場合は、さらにその先に
“挑戦”が必要 です。
未知の領域に踏み込むことでしか、
新しい価値は生まれません。

成功者ほど、実は失敗している

ユニクロの柳井正さんは著書『一勝九敗』で
「成功よりも失敗のほうが圧倒的に多い」と語っています。
日本一の成功者でさえそうなのです。

大谷翔平選手だって、ホームランの裏で
数えきれないほどの三振をしています。
ピカソの作品数は14万7千点とも言われ、
その中で「名作」と呼ばれるのはごく一部です。
つまり、数の裏にしか成功はありません。

たくさん行動して、たくさん失敗してきた

私もまだ“成功者”というわけではありませんが、
ここまでに数え切れないほど失敗してきました。

開業当初、資金もない中で作った初代LPは、
今ではもう使っていません。
それでも当時は、毎月20万円の広告費をかけていました。

あるプロジェクトへの参加費に数十万円を払ったこともあります。
意味のない交流会にも、数えきれないほど
参加しました。

けれど、その経験がなければ、
何が価値に繋がるのかを見抜く力は
育たなかったと思います。
失敗にはテストマーケティング的な
価値があります。

失敗なんて、誰も覚えていない

「失敗すると恥ずかしい」と思う人も多いですが、
実際のところ、失敗は意外と誰も覚えていません。

それに対して、たった一度の成功は
人の記憶に強く残ります。
周りからの評価も、ブランドも、
その“一勝”で一気に変わります。

だから、九敗しても構いません。
十回目の挑戦で勝てばいいのです。

経営者がまず「失敗を許容する」覚悟を持つ

経営をしていると強く感じるのは、
このマインドをスタッフ全員が共有することの
大切さです。

もちろん、失敗を美化するわけではありません。
しかし、代表が挑戦してうまくいかなかったとき、
周囲がどう受け止めるかが組織を左右します。

失敗に対してネガティブな空気が流れると、
みんな挑戦を避けるようになります。
そうなると、組織は停滞します。

経営者こそ、失敗のコストを
「社長戦略費」として予算に入れるべきです。
失敗する余白を組織に残すことで、
挑戦できる文化が育ちます。

挑戦は「数」ではなく「質」も大事

ただし、
闇雲に数を増やせばいいわけではありません。
挑戦には必ず目的と仮説が必要です。
どんな小さな行動でも、
「なぜやるのか」「どこを検証したいのか」を
考えて動くことが大切です。

数だけを追うと、やがて疲弊します。
でも、意味のある挑戦を積み重ねていけば、
失敗は経験として蓄積され、
やがて成功の精度が上がっていきます。

九敗しても、一勝で変わる

挑戦しない限り、成功は絶対に訪れません。
成功は運ではなく、失敗の総和とその質 です。

だからこそ、私はこれからも
一勝九敗の経営を恐れずに進みたいと思います。
九回負けても、十回目で勝てばいい。
その一勝が、未来を変えるのです。

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