持ち家か賃貸か②|家は「資産」より「余白」だと思う理由


こんにちは、しんこう会計事務所の新美です。

前回の「①|税理士が“人生の資金繰り”で考えた答え」では、
数字の視点から“持ち家より賃貸の方が合理的”という話を書きました。
今回はもう少し、人としての暮らし・変化・軽やかさの話です。

正解は、人によって違います。
つねに合理的な選択が正しいわけではありません。
特に私生活はそうです。

私も最終的に持ち家を選びました。
田舎に住んでいて、妻の両親も近く、
子育て環境としてはとても恵まれています。
家を建てることは一つの憧れでもあり、
その夢を叶えたという喜びもありました。

ただ、どんな人生が幸せなのか。
私にとって本当に大切なのは、その軸です。

家を“永住”の前提で考えると、
思った以上にいろんなものが重くなります。
たとえば、近所づきあい。
引っ越そうと思っても簡単には動けない。
子どもが巣立ったあとに「部屋が余る」ことも見えてくる。

子ども部屋なんて、せいぜい10年ほど使うものです。
でも、その10年のために
数千万円の支出やローンを背負うとなると、
費用対効果という意味では決して良い投資ではない。
子どもが成長して独立したあとの空間は、
多くの場合「思い出」以外の役割を失ってしまいます。

一方で賃貸であれば、
ライフステージの変化に合わせて
“家の形”を変えていける。
この“変えられる”という柔軟さが、
家を資産ではなく「余白」として捉える考え方につながると思っています。

経営でも、固定費を増やしすぎると選択肢が減る。
それと同じで、暮らしも“変えられる余白”を残す方が
結果的に幸せに近づけるのかもしれません。

もちろん、家を建てる喜びもある。
家族で過ごす時間を守るための“場所”としての安心感もある。
でもそれは、持ち家という形に限らないと思うんです。

大切なのは、「いまの自分たちにとっての最適解」を
その都度考え直せること。
私にとって家は“資産”ではなく、
家族の変化に合わせてアップデートしていくための“器”のような存在です。

そして、もしかするといつかまた
賃貸という選択に戻るかもしれません。
その時はまた、違う形の“余白”を楽しみたいと思っています。

【写真】
Geminiで「持ち家VS賃貸」の画像を作成してみました!

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