失敗を隠さない組織が、最後に勝つ


こんにちは、しんこう会計事務所の新美です。

先に断っておくと、
これは「失敗しても気にするな」
という慰め話ではありません。
ビジネスの話 です。
経営って結局、
仮説→実行→検証→改善 の繰り返し。
成功は「一発」じゃなく、反復 で起きます。
だから僕はこう思っています。
失敗の多い人生のほうが、成功に近い。
そしてこれは個人だけじゃなく、組織も同じ です。

成功だけを目指すほど、動けなくなる

もちろんビジネスでは成功しないといけない。
利益も責任もある。
でも「成功だけ」を狙うと、
なぜか行動が止まります。
失敗を避けようとすると判断が重くなる。
「もっと良い案があるかも」
「準備が足りないかも」
こうして保留が増える。
結果、挑戦回数が減って成功確率も下がる。
これは精神論じゃなくて、構造の話です。

「机上の空論」が増えると、現場が止まる

準備は大事です。
ただ、準備が 行動の代わり
になった瞬間から危ない。
会議が増える。
資料が増える。
指標が増える。
でも現場では何も起きてない。
数字も動いてない。
この状態で積み上がっているのは、
だいたい 机上の空論 です。
机上の空論が悪いんじゃない。
現場の一次情報がないまま、
意思決定だけが重くなる のが致命的です。

伸びる人(伸びる組織)は「現場の一次情報」を取りにいく

伸びる人は逆です。
完璧にしてから動くんじゃなく、
小さく試して、外して、すぐ直す。
失敗はもちろん痛い。
でも代わりに、現場の一次情報が取れます。
「刺さらなかった」
「価格が違った」
「順番が悪かった」
「運用に乗らなかった」
こういう事実は、
現場に出た人だけが持って帰れる。
だから失敗が多い人ほど修正が早い。
修正が早い人ほど結果も早く出る。
ここまでは個人の話に見えるけど、
実は組織だともっと重要です。

組織で一番怖いのは「失敗」じゃなく「失敗の報告が遅れること」

ここから組織の話をします。
失敗はゼロにはできません。
むしろ挑戦している組織ほど失敗は増える。
問題は、失敗したときに
「黙る」「隠す」「その場しのぎでごまかす」
が起きること。
これが一番高くつく。
経営者としての実感で言うと、
失敗そのものより、
失敗の報告が遅れることの方が最大のリスク です。
遅れた分だけ、被害は広がる。
手直しのコストが跳ね上がる。
信用の毀損も大きくなる。
だから僕は、
組織の中でこういう文化が必要だと思っています。
失敗を報告した人を称賛する」。
これはきれいごとじゃなくて、
経営のリスク管理です。

税理士という「ミスが許されない」仕事だからこそ、言えること

税理士って、世間的には
「ミスが許されない仕事」
の代表格だと思われています。
実際その通りで、
記帳や申告書の数字は、間違えたらアウトです。
でもだからこそ、僕は逆に思うんです。
ミスが許されない仕事ほど、
失敗を報告できる組織が強い
ミスをゼロにすることより、
ミスの芽を早く見つけて、早く潰す。
小さいうちに報告が上がって、
被害が広がる前に止める。
これができる組織が、本当に強い。
逆に、怒られるのが怖くて黙る文化があると、
致命的になります。
「ギリギリ何とかなる」と思って先延ばしして、
最後に爆発する。
これが一番コスト高い。

受験も同じ。失敗を「ただのミス」にするか「データ」にするか

少し前に子どもが受験を経験しました。
志望校には合格できなかったので、
成果としてはある意味 失敗 です。
でも受験で頑張った経験は今後の人生に活かせる。
ただし、経験は勝手に資産になりません。
失敗を「ただのミス」で終わらせるのか、
「データ」に変えるのか。
この差が、次の伸び方を決めます。
これは個人でも同じだし、
組織の教育でも同じです。

僕も不合格は10回以上。合格した瞬間に「伏線」になった

同じ受験でいえば、
僕も今までに 不合格の経験は10回以上 あります。
合格の経験の方が圧倒的に少ない。
それでも税理士資格だけ切り取れば、
周りからは「成功」に見られます。
僕の感覚としては、
合格した瞬間にそれまでの不合格が全部、
伏線 に変わった感じがありました。
「あの年に落ちたから、やり方を変えた」
「あの失敗があったから、折れずに続けられた」
成功って、勝率じゃなくて、
失敗をデータにして積み上げた回数 で決まります。

今の失敗は、未来の成功のための「伏線」

成功は必要。でも成功だけを狙うと止まる。
机上の空論を増やすより、
現場の一次情報を取りにいく。
失敗を「ただのミス」ではなく
「データ」に変えて、反復する。
そして組織では、もう一段大事で、
失敗を隠さず、
早く報告できる文化 が教育そのものになります。
失敗を報告した人を称賛する。
遅れた報告を最大のリスクとして扱う。
これができる組織は、強いです。
今起きている失敗も、
未来の成功のための壮大な「伏線」にすぎない。
そうやってデータに変えて、
また明日から反復していけばいい。
僕はそう思っています。

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