失敗を責めない。成長に変える経営者の覚悟


こんにちは、しんこう会計事務所の新美です。

ある日の午後、
社員から「報告が遅くなってしまいました」
と連絡がありました。
確認してみると、納期の連絡ミスで、
顧客が少し不信感を抱く事態でした。

正直、「なんでこんなことが起きたんだろう」
と思いました。
でも、その瞬間にふと頭をよぎったのは、
「これは自分の責任かもしれない」
という感覚でした。

僕は怒らないタイプです

社員がミスをしても、
僕は基本的に怒りの感情が出てきません。

うちの社員はみんな本当に優秀で、
普段からたくさん助けてもらっています。
僕ができないことをやってくれる人ばかり です。

だから、ミスが起きても
「なんでそんなことを」と思う一方で、
「まあ、誰にでもあることだよな」とも思います。
僕自身、過去に同じようなミスを
たくさんしてきました。
そう考えると、責める気持ちは出てこないんです。

「気にしなくていいよ、
僕も昔やったことあるから。」
そんな声をかけることが多いです。

ミスよりも、その後の対応を見たい

ミスをゼロにすることは難しいです。
それよりも大切なのは、
ミスをした後にどう動くか だと思っています。

報告をためらわず、すぐに相談してくれるか。
同じことを繰り返さないように、
仕組みを見直そうとするか。

僕はそこを一番見ています。
人は完璧ではありません。
でも、失敗のあとにどう行動するか で、
信頼は深まっていきます。

組織が大きくなると、責任の所在が変わる

会社の規模が大きくなると、
「責任をどこで取るか」という話が出てきます。

現場のミスを管理者が受け止め、
その上で最終的な責任が僕に来る。
僕はそれでいいと思っています。

経営者の仕事は、
社員や管理者が安心して動けるように
責任を引き受けることです。

でも正直、ひとつ気がかりなこともあります。
それは、
管理者が責任を背負いきれるかどうか です。

僕なら消化できるようなことでも、
立場が違えば精神的な負担は大きい。
その不安をどう支えるか。
これが、組織づくりの中で常に
考えているテーマです。

経営者の役割

僕は、経営者の大きな役割は、
「責任を引き受けること」だと思っています。
それは、社員を守るという意味でもあります。

社員が失敗したとき、
「誰が悪いか」を探すよりも、
「何が足りなかったのか」
「どうすれば防げたのか」を考える。
そして最後は、
「経営者としての自分の責任」として受け止める。

「失敗は経営者の責任、成功は社員の手柄」

この考えをずっと大事にしています。

成果が出たときは社員の功績として称え、
うまくいかないときは、
自分の指導や仕組みに原因を探す。
この繰り返しが、経営者としての覚悟を
つくっていくのだと思います。

信頼が組織をつくる

社員が安心して挑戦できる環境は、
「守られている」という信頼から生まれます。

人は守られたときに、本気で動ける。
そして挑戦できる組織は、必ず成長します。

経営者は、信じて、任せて、そして最後に守る。
その繰り返しが、
組織を強くしていくのだと思います。

社員が失敗したとき、
経営者の対応ひとつで、組織の空気は変わります。

あなたなら、社員にどんな言葉をかけますか?
その一言が、次の挑戦を生むかもしれません。

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