
こんにちは、しんこう会計事務所の新美です。
今回は、開業から少し時間が経ち、
「少しずつ事務所が回るようになってきた」と感じた頃の話を
お届けします。
開業から最初の3か月間は、正直、
あまり手応えのあるスタートとは言えませんでした。
数件の顧問契約は取れましたが、営業活動や問い合わせの波も大きく、
安定とは程遠い状況。
そんな中、3か月目に紹介でやや規模感のある企業と
ご契約いただいたことが、ひとつの転機となりました。
この頃には、「自分ひとりで業務を回し続けるのは厳しい」と強く感じ、
知り合いのつてで1人目のスタッフを採用しました。
その方は、私が参加した小さなセミナーで出会った、業界経験のある方。
記帳業務をお願いしましたが、環境も整っておらず、指導体制もない中、
本当に一生懸命やってくれました。
初めてのスタッフだったこともあり、こちらも試行錯誤の連続。
当時は本当に助けられました。
最初の採用があったからこそ、
少しずつ“組織”の意識が芽生え始めた時期でもありました。
顧客数としては、開業1年で40社近くの顧問契約に。
3年目には100社を超え、営業面での手応えも強くなりました。
その裏には、いくつかの“仕組み化”があります。
たとえば「オンライン税務顧問」という明確なサービスの打ち出し。
マネーフォワードへの特化、LP(ランディングページ)の作成、
SEOの強化(当時は「オンライン 税理士」で検索1位でした)、
さらにはYouTubeチャンネルの開設といった情報発信も、
この頃に整っていきました。
特にコロナ禍がきっかけとなり、社会全体がオンライン化にシフト。
私自身、開業2年目にはほぼ全顧問先でクラウド会計を導入し、
zoom面談にもすぐに移行できていました。
ここで「うちの事務所は、完全オンラインで完結できる」という
武器を確立できたのは、とても大きな自信になりました。
その成果として、LPがかなり好評で、
同業の方からセミナー依頼もくるように。
この頃は本当に、「自分のやり方が、形になってきた」
と感じていた時期でした。
開業3年目ごろには、「起業支援」「創業融資」「法人成り」といった
若手起業家からの相談も増えてきました。
このころから、顧客層のイメージもかなり明確に。
また、顧客増加に伴い、記帳業務は1年目から、
面談業務も3年目くらいから徐々にスタッフへ委譲。
「自分が面談に行かなくても、信頼できるスタッフが価値提供できる」
と確信できたことも、大きな転機のひとつでした。
そして、開業から5年目に入ると、
ようやく「本当に軌道に乗ってきた」と実感できるようになります。
まずは利益が安定して出るようになったこと、
そして、私が実務から離れても事務所が回る体制が整ってきたこと。
その頃から、税務顧問という“従来型の業務”だけでは
限界があると感じるようにもなりました。
単なる申告業務だけでなく、顧客の「経営」や「資金」に
もっと深く関わっていく必要がある――
そう考えるようになり、
今では「社外CFO」という付加価値サービスも展開しています。
「どうすれば融資の評価が上がるのか?」
「この会社に必要な資金はいくらなのか?」
そういった問いに真摯に向き合うことが、私たちの新たな役割であり、
存在意義だと感じています。
こうして振り返ってみると、
開業初期から「自分のUSPを明確にする」
そして「それを伝える」ことを意識していたことが、
今の事務所の基盤になっていると実感しています。
次回は、
初めて「スタッフを雇ったときの決断と不安」について書いていきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
【写真】
東京出張時に学生時代のサークルの先輩と会いました!
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